用語について
電子錠は、一般的に電気で動作する錠前として使われることが多いです。このページでは電気錠と区別するため、乾電池で動くものを電子錠として説明します。
電子錠とは
電子錠は電池式で配線工事の、オフィスや住宅に後付設置しやすい製品です。カードリーダーとセットでドアに設置するさまざまなメーカーの製品があります。
スマートロックの場合は、ドアに両面テープで貼り付け使用するものが多いです。
電気錠とは
鍵(キー)に対して、ドア側の器具を錠前(ロック)と呼びます。電気錠は、この錠前を電気で動かすもので、国内の鍵メーカーなどで製造されています。
一般の錠前と見た目は変わりませんが、電気的な操作のため錠前につなげる電気配線が必要です。
新築オフィスやマンション共用部の場合、電子錠ではなくこの電気錠が使われます。
電子錠と電気錠の違い
電源の違い
電気錠は配線で電源を送るので電池交換は不要です。
電子錠は乾電池をつかうので電池交換が必要です。少人数で解錠回数が少なければ電池が1年以上もつようですが、多人数が使うドアの場合は電池の消耗に注意が必要です。
耐久性
ドアを開けしめすると、錠前には大きな衝撃がかかります。電気錠は大きなモーターで頑丈な錠前を動かすことができるので、耐久性が高い製品です。
電子錠は乾電池を使うので、軽量化パーツを小さなモーター動かします。そのため多人数が使うドアには不向きで、少人数が出入りするオフィスやホテル客室などに向いています。
どんな場所に適しているか?
テナントオフィスの既存ドアにセキュリティを後付けする場合は、電子錠(電池錠)のほうが手軽に導入できます。
一方、利用人数が多い施設や、新築工事で設置する場合は耐久性や高機能が求められます。このような施設の場合は、一般的に電気錠が選ばれています。
電子錠 | 電気錠 | |
---|---|---|
電源 | 乾電池 | 建物の100V電源 |
設置のしやすさ | 後付設置しやすい | ドアの製作とあわせて計画することが多く、新築向き |
使用する動力 | DC3V〜モーターで動作 | DC24V(一部12V)ソレノイドまたはモーターで動作 |
機能の特徴 | 錠前の施錠・解錠のみ | 錠種により、停電時施錠・解錠停止などを選択 火災報知器など建物設備とも連動 |
耐久性 | 個々の製品による | 高耐久 |
スマートロック・ベリキーは電源式
ベリキーは、新築建物やオフィス・マンション共用部などの多人数で使えるスマートロックです。そのため、電気錠や自動ドアを使ってセキュリティ制御します。